全国で唯一の皇室献上がに

福井県坂井市では、毎年、三国港で水揚げされた「越前がに」を皇室に献上しています。様々なブランドがある“かに”ですが、皇室に献上するのは三国港で水揚げされた「越前がに」だけです。
1922年（大正11年）に献上が始まってから現在まで続いており、地元三国の鮮魚店4軒が持ち回りで調理を行っています。

99回目となる2025年は、福井県坂井市三国町神明2丁目の大丸水産が担当。
2月12日に水揚げされたばかりの越前がにの中から、体長80～90センチ、重さ約1.1～1.3キログラムの雄のズワイガニを15匹厳選。越前がにの最高級ブランド「極」に相当するものです。
当日夜に釜ゆで作業が始まり、紅色に色づいた越前がにを丁寧に箱詰めしました。
発送された越前がには、2月13日午前中に天皇皇后両陛下や上皇ご夫妻、3宮家に届けられます。

なお、献上できる品質を満たす越前がにには、「献上品質」タグを取り付けていますので、一般の方でもお買い求めいただけます。献上がにのお取扱いの有無は、各鮮魚店にお問い合わせください。