わずか四十文字の短い文に込められた想い
徳川家康の功臣で鬼作左の勇名をとどろかせた本多作左衛門重次が陣中から妻にあてた手紙文は用件を簡潔明瞭に伝えた手紙の手本と言われています。簡潔明瞭な中にも妻や子を気遣う優しさが短い文の中に伺うことができます。手紙で家族の安否を気遣うことは昔も今も変わりがありません。この手紙文の中に出てくる「お仙」とは、後の丸岡藩主、本多成重のことで、幼名を仙千代 といいました。
毎年多くの作品が寄せられる「日本一短い手紙 一筆啓上賞」は本多作左衛門重次の手紙をモチーフに始まりました。人間関係が希薄と言われている現代に、日本の手紙文化の復権を目指そうと始まった「一筆啓上賞」ですが、わずか四十文字の短い文に込められた想いが、多くの人々の心を動かし、共感を得たからこそ、今日まで続いてきたと思っています。
そして、過去二十年以上にわたる多くの人々の想いが結集して「一筆啓上 日本一短い手紙の館」は誕生しました。
Information
所在地 | 福井県坂井市丸岡町霞町3-10-1 |
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営業時間 | 09:00~17:00 |
料金 | 大人200円 小人(中学生)100円 小学生以下 無料 |
休業日 | 年末年始休館 その他臨時休館あり |
お問合せ |
TEL:0776-67-5100 |
Webサイト | http://www.tegami-museum.jp/ |