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紀行文や俳諧として、根強い人気がある「奥の細道」。他所に比べ、福井での立ち寄り場所はなかなか脚光を浴びませんが、芭蕉の足跡は今でもはっきりと残っています。レアな・マニア向けのテーマとも言えますが、実際に辿ってみると、一般的な観光地にはない、新しい発見や旅の情緒を感じることができるでしょう。
まずは、石川と県境を接する吉崎御坊へ、北潟湖畔沿いを通って向かいます。
1時間30分
今から約540年前、本願寺第8世となった蓮如上人(れんにょしょうにん)が北陸での布教の拠点とした坊舎跡。後に、加賀では一向一揆が吹き荒れ、100年にも渡る一向宗の国ができるなど、多大な影響をもたらした宗教都市でした。今は、古刹が静かにたたずむ静かな門前町です。 芭蕉はここに立寄り、「汐越(しおこし)の松」などを見たとされていますが、すでに西行が名句を詠んだ地であったことから、ここではあえて句を詠まなかったと言われています。
東別院の太鼓楼と願慶寺の鐘楼
西別院の京都から信者が運んできた念力門
坊舎跡の御山から望む鹿島の森(奥は日本海)
日本海側から吉崎御坊跡を望む
深く歴史を知りたい方は、地元の公民館長に依頼すると丁寧なガイドをしてくれます。 「汐越の松」は、「芦原ゴルフクラブ」の敷地内にあるため、見学の許可が必要です。(繁忙期以外は、許可が得やすいです) 怪談としても伝わる「嫁威肉付面(よめおどしにくづきのめん)」の話は、願慶寺などで法話として聞くことができます。(参拝料500円が必要) お時間があれば、鹿島の森にもぜひ足を延ばしてください。小山の頂上には昔灯台の役割を担っていた神社があり、湖上の散策路を歩くこともできます。
20分
芭蕉がこの辺りに通りかかったときに雨に遭い、この寺で雨宿りをしました。せっかくのことなので、地元の人が集まってきて句会を開こうとしましたが、雨が上がり、結局句会を開くまもなく、芭蕉は永平寺(松岡)方面に出てしまいました。境内には、後に地元有志の方が建立した句碑があります。
今は小学校横にひっそりとたたずむ総持寺
境内の裏手にある、雨夜塚(あまよづか)という句碑
近くの大鳥神社の大イチョウの木も立派です。
10分
この門前には、越前朝倉家に仕えていた浪人「明智光秀」が暮らしていたと言われています。貧しい生活をしていた光秀は、客人に何らもてなしができず、妻が自分の髪を売って、客人をもてなしたそうです。その光秀の生活ぶりと妻の行いを、後に芭蕉は句にしたためています。奥の細道の中では、この寺に立寄った記録はないのですが、ゆかりの地の1つとして紹介します。
室町期には城の役割も担っていた称念寺
境内奥に堂々とたたずむ新田義貞の墓所
明智光秀が本当にこの門前に暮らしていたかどうかは諸説あり、「月さびよ明智が妻の話せむ」の句も、明智光秀のどこでの生活を詠ったものなのか諸説あります。 境内には南北朝時代の武将「新田義貞」の墓所もあります。
15分
江戸で親交があったこの寺の大夢(だいむ)和尚を訪ねて立寄っています。また、金沢から同行していた門人「立花北枝(たちばなほくし)」とはここで別れており、その別れを惜しむ気持ちを句に詠んでいます。
石像で再現された芭蕉と北枝との別れ
参拝者を迎えてくれる石仏と季節の花々
1時間
水がきれいで米どころである福井は、美味しい日本酒の産地でもあります。 天龍寺の近くには、福井を代表する蔵元の1つがあり、登録有形文化財の店舗で、銘酒を購入してみてはどうでしょう。 同じく、この近くに「全日本そば打ち名人選手権」で優勝したのを機に店を開いたそば店があります。人気の名店であるため、お昼時には県外から出張で来られたと思われるサラリーマンの姿を多く見かけます。鰹節やねぎ・辛味大根など、具材を自分で盛り付け、好きな味で思う存分そばを味わえるのが特徴です。
そば店は、お昼時には大変込み合うので、食事の時間を少しずらす必要があります。
芭蕉は、天龍寺から足を伸ばして、大本山永平寺に立寄っています。福井観光の定番「永平寺」を、雲水の案内で諸堂拝観します。歴史ある境内の中には、芭蕉がその当時見たものと同じ景色が残っていると思います。 写真協力:大本山永平寺
永平寺の歴史を感じさせる風景、唐門
傘松閣(さんしょうかく)の絵天井の大広間(230枚の花鳥図)
修行僧が仏の世界に入る玄関口「山門」
いつでもきれいに磨き上げられている廊下
通常、雲水の案内で境内を見て回ると1時間程度かかります。
芭蕉は、永平寺の次に、福井城の南西にある寺町を訪れています。洞哉(とうさい)という人物を頼って、この公園辺りに来たそうですが、洞哉は貧しい生活をしており、芭蕉はその晩、落ちていた木っ端を枕にして寝たといわれています。
公園には、洞哉宅跡の碑と説明版があります
この公園は、幕末の福井藩士「橋本左内」ゆかりの地でもあります。
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