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東尋坊

「東尋坊」は、越前加賀海岸国定公園にある国の天然記念物。輝石安山岩の柱状節理が織り成す、約1kmにわたり海岸線に広がる豪快な景観が特徴です。これだけ大規模な輝石安山岩の柱状節理は世界的に珍しく、朝鮮半島の金剛山・スカンジナビアのノルウェー西海岸と並ぶ、地質学的に大変貴重な場所です。

岩肌は、一見やわらかく見えますが、溶岩が冷え固まったときにできたといわれる柱状の岩は非常に硬く、東尋坊の景観は、この岩々が日本海の荒波に耐え、長い年月をかけて作り上げた芸術品ともいえるものです。

時間 終日(ただし、日没後の来訪は控えてください)
料金 無料
訪問時期 春夏秋季がおすすめ。 冬季の荒々しい姿も格別ですが、強くて冷たい風が吹き付けるため、長い時間の観光や散策には不向きです。
アクセス [車]
・北陸自動車道丸岡ICから、県道10号丸岡川西線・県道20号三国春江線などを通って、約30分
・北陸自動車道金津ICから、フルーツライン(広域農道)を通って、約25分
[公共交通]
・JR芦原温泉駅から京福バスで東尋坊バス停まで約40分
・えちぜん鉄道三国駅から京福バスで東尋坊バス停まで約10分
問合せ先 坂井市三国観光協会 0776-82-5515

ワンポイントコラム

グリーンフラッシュ

太陽が水平線に沈んだ直後、緑色の光が一瞬だけ放たれる現象。この現象が見られる確率は、非常に小さいものですが、東尋坊でも年に数回見られています。グリーンフラッシュを見ると幸せになるとか、その愛が永遠になるなどの言い伝えがあります。

みどころポイント

岩場のテラス
フォトポイント

東尋坊商店街の先にある、石畳の広場。東尋坊を約180度見渡すことができ、沖に浮かぶ雄島もきれいに眺めることができます。まずは、東尋坊の定番ポイントから東尋坊・日本海の絶景を眺めて、ワイワイと記念写真を1枚どうですか。

大池
フォトポイント

断崖が海面から20数m切り立っている、東尋坊の代名詞ともいえる絶景ポイント。岩場から海をのぞき込むと、足がすくみ、腰が引けます。

千畳敷
フォトポイント

昔、砕石が行われていた場所で、ここの石は三国港近くの防波堤の基礎石などに使われています。切り立った断崖が続く東尋坊の中で、ここだけ不自然に平らな岩場が広がっています。ポスターやテレビでよく使われるビューポイントでもあり、青い海と空の間に浮かぶ雄島が、いいアクセントになります。

ろうそく岩
フォトポイント

水平線の夕陽が沈む頃、この岩の上に夕陽が重なるとろうそくが灯ったように見える岩です。きれいな夕景を狙うなら、ここがおすすめ。

福良の浜
フォトポイント

東尋坊の喧騒から少し離れたところにある静かな入り江。砂利の浜に下りることができ、海食洞や離れ岩といった自然が作り上げた景観美を眺めることができます。福良の浜に向かう途中には「礫浜聴音器」があり、どんな音が聞こえるかは、皆さんの耳で体感してください。

ワンポイントコラム

東尋坊の昔話

一般的には、次のような話が東尋坊の由来として伝わっています。

昔、奥越(福井県東部の山間エリア)に、僧兵を有して隆盛を極めていた「平泉寺」という寺がありました。僧兵の中には、極悪非道の振舞いで、近郷の民百姓を大変苦しめていた者もおり、その旗頭であったといわれる暴僧が「東尋坊」でした。

東尋坊には「あや姫」という娘をめぐる恋のライバル「真柄覚念」がいました。1182年4月、平泉寺の僧兵数十人が東尋坊を訪れ、酒盛りをしていたとき、真柄覚念は東尋坊に絶壁の上で酒や肴をすすめ、泥酔させ、隙を見て絶壁の海へ突き落としてしましました。その後、49日間にわたって東尋坊の無念により海は大荒れとなり、それからこの地が東尋坊といわれるようになりました。

他の説としては、古来よりこの地は大陸とのつながりをもっていた地で、渡来人の行き来があり、そのため、「唐人望」「唐人防」といった地名が東尋坊の由来という説などがあります。実際に、東尋坊近くの神社には、古代朝鮮の木像と似たような趣の木像が宝物の1つとなっており、この説に信憑性をもたせています。(この木像は、一般公開していません)

東尋坊観光遊覧船

岩場から眺める東尋坊は雄大ですが、海上から見上げる東尋坊の景観も大変迫力があります。気持ちの良い海風を感じながら、いろんな景色を眺められるクルージングをぜひお楽しみください。

時間 9:00~16:00 (11月~3月 9:00~15:30)
料金 大人1400円、小学生700円
休み 無休(悪天候による欠航あり)
訪問時期 春夏秋季がおすすめ。冬季は、波の高い日が多く、欠航になることが多いようです。
アクセス 乗り場は、東尋坊の全景を眺められる「岩場のテラス」の下にある船乗り場。 ※波が高いときは、三国サンセットビーチ北側のヨットハーバー(旅館若ゑびす横)に変更になるときがあります。(詳細は遊覧船スタッフから案内を受けてください)
問合せ先 0776-81-3808

ワンポイントコラム

まるで沖から打ち寄せる荒波のような形状をした岩が連なる「波形岩」、船上から見上げると、まるで大きなハチの巣のような形に見える「はちの巣岩」、見上げると目の前に広がる世界有数の柱状節理の断崖は圧巻、東尋坊を代表する景観「大池」、オスライオンが前足を出して座っているように見える、船上からしか見ることができない秘密のスポット「ライオン岩」など、みどころがいっぱいです。

東尋坊商店街

岩場散策の後は、やっぱりお食事とお土産!たくさんの店が軒を連ねる東尋坊商店街は、いつも大勢の観光客が行き来して、とてもにぎやか。新鮮な海産物の食事が味わえ、東尋坊ならではの土産物が店頭にズラリと並んでいます。人情味あふれる店のスタッフが、皆さんをお待ちしています。

時間 8:00頃~17:30頃 ※店舗により異なります

東尋坊観光交流センター

商店街の真ん中辺りには「東尋坊観光交流センター」があります。東尋坊をはじめ、三国地区や福井・石川両県の観光情報などを提供していますので、お気軽にお立ち寄りください。

時間 9:00~17:00 ※年末年始のみ休み

神の島「雄島」

東尋坊の沖合いに浮かぶ「雄島」は、昔から海の神様の島として崇められ、今でもうっそうとした自然林で覆われている神秘的な島です。島内には大湊神社と雄島灯台の他には目立った人工物がなく、島を一周する遊歩道をたどってみれば、日本海に浮かぶ小島の自然を満喫できます。また、対岸の安島地区では、4月下旬から5月にかけてワカメ漁が行われ、この時期、獲れたてのワカメが天日干しされると、港は磯の香りに包まれます。

時間 終日(日没後の来訪は控えてください)
雄島橋の往復だけなら15分。時計回りに島内を1周すると、約1.2km・約40分。散策路から外れることなく、足元の岩場に気をつけて、散策してください。
料金 無料
訪問時期 春夏秋季。(冬季の風が強く積雪のある日、また、荒天時の来訪は控えてください)
アクセス [車]
・東尋坊から4分程度
[公共交通]
・東尋坊から京福バスで安島バス停まで約4分、そこから集落内の小道を通って徒歩約5分
[徒歩]
・東尋坊から、福良の浜を経て荒磯遊歩道を辿って向かうと40~60分
問合せ先 三国観光協会(0776)82-5515

ワンポイントコラム

雄島は、周囲2kmほどの小島ですが、清水が湧き出ている場所があります。島の西側、遊歩道から岩場の方へ進んでいくと、「瓜割の水」という清水があります。この清水は、雄島に降った雨水。口に含んでみると、後味に塩味を感じます。岩場の中にあるので、足元には十分気をつけてください。

みどころポイント

大湊神社

安島地区周辺の人々は、昔から海からたくさんの恵みを受けて生活をしていました。一方で、海での漁は天候などによる危険をはらんでいて、命を落とす者も数多くいました。大湊神社は、海での無事を祈願して祀られた神社。雄島内には本殿、安島地区内には拝殿があります。昔、雄島へは、舟で行き来していました。しかし、悪天候が続くと、何日もの間宮司が島へ渡ることができず、神事を執り行うことができません。そこで、神事の実務的なことをする拝殿を陸地側に設けたのです。今は朱塗りの雄島橋でいつでも島へ渡ることができます。雄島の入り口にある大きな鳥居をくぐり、急な石段を上がると大湊神社に着きます。神社からは、対岸の東尋坊がよく見え、のんびりと行き交う観光遊覧船が足元の海までやって来ます。

瓜割の水

雄島は、周囲2kmほどの小島ですが、清水が湧き出ている場所があります。島の西側、遊歩道から岩場の方へ進んでいくと、「瓜割の水」という清水があります。この清水は、雄島に降った雨水。口に含んでみると、後味に塩味を感じます。岩場の中にあるので、足元には十分気をつけてください。

柱状節理と板状節理の景色

雄島では板状の岩を多く目にします。特に島西側から北側にかけてはこの形状の岩が広がっており、岩の凹凸が恐竜の背中のようにも見えます。また、島南側の海際では、柱状の岩を見ることができます。東尋坊の柱状節理は安山岩でできていますが、雄島の柱状・板状節理は、流紋岩でできています。流紋岩は、地表を流れた溶岩が冷え固まってできる岩で、岩についている美しい縞模様は、溶岩の流れの名残を示す波紋です(流紋岩の流理構造)。古くからこの流紋岩は重用されており、江戸期、福井藩松平家の迎賓館ともいえる「養浩館」の庭園の庭石や、戦国大名朝倉氏の館跡庭園の庭石にも使われています。※養浩館の庭園は、アメリカの庭園専門雑誌での日本庭園ランキングで3年連続3位となった名園。一乗谷朝倉氏遺跡の庭園は、国指定の特別名勝です。

ヤブニッケイの森

雄島の中央部には自然林が広がっています。その中でも島東側のヤブニッケイの森は、独特の雰囲気。薄暗い森の中、幹から伸びる枝は、横へ上へと奇妙に広がり、神秘的な景観を作り出しています。ヤブニッケイの森から北側へ進むと、方位磁石を狂わせる不思議な磁石岩が点在する岩場に出ます。ここは見晴らしのいいポイントで、越前松島から浜地・波松の砂浜、遠く加賀の海岸線までも見渡せます。


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